しかし、残されたお袋からすると手を合わせるターゲットがないというのも辛いようで、何か欲しかったようです。オヤジの考えからすると、あからさまないわゆる位牌(よくある漆塗りの黒い戒名が書いてあるやつ)は却下でしょうから、オヤジが気に入っていた小物はないか聞いたところ、丁度いい木切れがあるとのことで、このプレートが出てきました。ケヤキか何かの端材で、節の跡か、虫食いの跡か分かりませんが何やら面白い形をしています。厚さもあり、硬く、年輪と直行して光の筋が見えるきれいな肌をしています。
じゃあ、この木にオヤジの名前を彫って来るよ、と、お袋には約束してこのプレートを預かってきました。
ネットで色々と検索すると、本名の場合は「霊位」と書くものだと知りました。
最初は本名だけで、プリンタで印刷した紙を張り付けて彫ろうかと思っていたのですが、「霊」の字はめんどくせーぞ、しかもよくよく考えると彫刻刀もないし、時間もないぞということに気づきました。
仕方がない、これは外注した方が遥かに美しく良いものができるだろうと、レーザー刻印することにしました。
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